予約しておいたボルゲーゼ美術館に地下鉄でやってきました。地下鉄を降りてからかなり歩いてボルゲーゼ公園にたどり着き、そこから美術館まで真っすぐで広い道を8分程歩いて到達。本当は9番のトラムに乗ればもう少し歩かなくて済んだものの、9番のトラムが待っていてもなかなか来ないものだからつい地下鉄を利用してしまった。
館内は2時間限定の見学しかできないのですが、何とか全作品を見ることができました。左下にある画像は17世紀の頃に建てられたボルゲーゼ枢機卿の館です(フライヤーから)。右側の首なしの彫刻は公園の入口におかれているもので、何故首がないのかわかりません。館内はそれは美しい装飾が施され、作品とあわせて見るものを圧倒します。
かなりの点数が展示されているベルニーニの彫刻作品は圧巻で、動きのあるフォルムはたとえようのない美しさでした。しかしベルニーニは絵の方もすごい才能があるんですね。知らなかった。右上の絵画はコレッジョの「ダナエ」で、下がオランダの画家ホントホルストの「スザンナと長老」。
強烈な個性を持っているカラバッジョの絵が何枚か観られて本当に良かった。しかし激しい人だな。だけど大好き。
右の絵はラファエロの「ユニコーンを抱いた貴婦人」(iPhoneで写真を撮っている自分の姿が写り込んでいて、間抜けな感じだけど、なつかしい)。隣ははっきりとは思い出せないのですが、ラファエロの自画像だと思います。
左側がヤコポ・バッサーノの「最後の晩餐」で右側は全くわかりません。でもダ・ヴィンチの弟子が描いたのかもしれませんね。
ボルゲーゼ美術館内は天井が高く、ゆったりとしたスペースに往年の名画や彫刻が展示されてるので、一度は観る価値がある美術館ではないでしょうか。またルーベンス、ヴァンダイク、ティツィアーノなどの絵画も観られます。
素敵な空間を演出しているロビーは座っているだけで、落ち着きます。また売店も広く、左端のご婦人の前にはられている黄色のポスターが気に入って2枚買いましたが、持って帰ってくるのに往生しました。
ボルゲーゼ美術館がある公園は大変広くて観光客や子供たちの遊び場になっているようです。ベンチで眠り込んでいるご夫妻がいましたが、美術館や公園を歩いてくたびれたのでしょう。私も身に覚えがあるのでよく分かります。
プルチネッラ
|
サンカルロ劇場
|ボルゲーゼ美術館|
ポルタルバ
|
カポディモンテ美術館
▲my photo トップへ戻る