魚料理とピザがおいしいポルタルバを出て、ダンテ広場のバス停で国立カポディモンテ美術館(Museo di Capodimonte)へ行くバス(R4番)に乗り込み、窓の外に目をやっていると、変な気配を感じその方へ視線を移すと、スリとおぼしき小さな男が乗客のお尻のあたりをさぐっている真っ最中。それに気づいた観光客が大声を出して怒鳴ったところ、スリはコソコソとバスを降りていった。ナポリではこんな光景は日常茶飯事。
ところで何処で降りていいかわからなかったのですが、バスの乗客がそれとなくおしえてくれ、目的地にたどり着くことができました。カポディモンテ美術館は当時の王宮をそのまま使っているだけあって大きく、庭園も広大でのんびりした印象を受けましたが、どことなくガランとした雰囲気が館内を覆っています。2時以降の入場はたいした金額ではないのですが、割引になるそうです。