空き
ロザリオ礼拝堂 マリーピエールさん
ロザリオ礼拝堂 ロザリオ礼拝堂
 
 

特に行きたかったもうひとつの場所がヴァンスにあるアンリ・マティスが手がけたチャペル・ロザリオ(Chapelle de Rosaire)です。ニースからバスで小1時間かけてヴァンスに到着し、ホテルに身を寄せたのですが、あいにく今日は日曜日なのでチャペルロザリオは閉館。翌日15分程歩いてロザリオ礼拝堂にたどり着き、ワクワクしながら館内に入って、礼拝堂のことをレクチャーしている館員マリー・ピエールさんを前にして質素な木の椅子に座り、わからないフランス語の解説を聞いていました。礼拝堂は思ったより小さく、アンリ・マティスが単色で描いた白壁がやけに目だちましたが、この空間にひたることができたのがなによりもうれしく、喜びをどう表現していいかわかりません。翌日朝一番で入館すると、ツアー客が見物にきており、ツアーアテンダーが説明しているのを、マリー・ピエールさんが後ろの席に座り、その解説ぶりの出来不出来を見極めているようでした。私はそっと隣に座ったところ、東洋人の私を覚えていてくれたようで話かけてきてくれました。時間をみはからってから、マリー・ピエールさんに写真を撮ってもいいかと尋ねると、館内はダメよといわれたのですが、私はマリー・ピエールさんを撮りたかったので、外へ出て撮りませんかと言ったら「早くね」と言って階段を上がって撮影に応じてくれました。マリー・ピエールさんはある意味で厳しく、反面優しい気遣いを見せてくれる素敵な女性です。

 
     
 
ホテルのレストラン ホテルのレストラン
ホテルのレストラン ホテル
 
 

投宿したヴァンスのホテル「Best Western Le Floreal」のディナーは美味しくワインも満足のいくものでした。また、デザートのパインのアイスクリームもリキュールを注いでくれたので格別に深みのある味を提供してくれました。
ホテルはリゾートタイプとでもいうんでしょうか、中庭の片隅には日本風の池(鯉がいました)と石灯籠がありなにか不思議な雰囲気を醸し出していて、気分を和らげてくれます。夕食後中庭で休んでいるとフランスの北部に住んでいるという旅人が英語できさくに話かけてきてくれ、楽しい時間がもてました。彼はバイクツーリングを楽しんでいるようです。 Best Western Hotel Le Floreal  http://www.hotel-floreal-vence.com

 
     
 
ヴァンスの旧市街 ヴァンスの旧市街
ヴァンスの旧市街 ヴァンスの旧市街
ヴァンスの旧市街 ヴァンスの旧市街
 
 

旧市街はまるでタイムスリップしたような街並をみせてくれ、迷路のような狭い道をあてどなく歩くのが楽しみのひとつでしょう。商業デザイナーや芸術家達が多く住んでいるここヴァンスはアーティスティックな雰囲気が漂っているだけでなく、美味しそうなお店も充実しているので是非!! ここでもアンリ・マチスの影響が強いのですね。

 
     
 
旧市街の子供達 犬のテルマ
 
 

いよいよヴァンスを離れる日になりバスを待っていると、1組の夫婦が犬を抱いて私達の隣に並びました。私が犬にちょっかいを出したら、犬がなついてきたせいで、その飼い主とも親しく話すようになったのですが、彼らはスウェーデンからバカンスにきて、この日ニースの空港から帰国するとのことでした。特に話し相手になってくれたのは奥さんの方で、とてもフランクで明るい印象の方でした。ちなみに犬の名前は「テルマ」

 
 

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